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矯正治療の治療期間について|岡山市北区北長瀬の歯医者|金山デンタルクリニック

矯正治療の治療期間について

矯正治療の治療期間について

当院の医療コラムをご覧いただきありがとうございます。今回のコラムの内容は矯正治療の治療期間に関する内容です。
矯正の方法には色々なものがあり、矯正する範囲や治療計画によって治療期間も変わってきます。
今回は、矯正治療の相談でも質問の多い治療期間についてお話ししようと思います。また内容が複雑になりますので、今回は全体矯正にフォーカスしてお話ししますので最後までよろしくお願いいたします。

矯正の治療方法について

現在、矯正治療の方法には2つあります。1つは従来から行われているワイヤーを使用したワイヤー矯正です。もう一つは、近年人気となっているマウスピース矯正です。
これらの二つの矯正方法はどちらが優れているということではなく、両者大変に優れた矯正にシステムです。当院では、どちらの治療方法にも対応しています。患者様のご希望や、口腔内の診査結果からどちらの矯正装置で治療を進めるのか決めています。当院の矯正装置の決め方については、また別の機会にコラムで投稿できればと思います。
では、矯正装置の違いで治療期間に違いはあるのでしょうか?

矯正治療期間

まずは基本的な矯正の治療期間について解説をしましょう。矯正治療を行う場合には、抜歯(歯を抜く)をして行う場合と非抜歯(歯を抜かず)で行う場合があります。
一般的な目安として
・抜歯矯正治療 治療期間 約2〜3年

・非抜歯矯正治療 治療期間 約1〜2年
とされています。

実際の矯正の治療期間は、目安よりも早く終わったり、長くなったりすることがあります。通常は、非抜歯で行う矯正治療よりも抜歯矯正の方が治療期間が長くなります。抜歯をして行う矯正の場合は、それだけ歯並びのガタガタが強いため治療にも時間がかかってしまいます。
そのほかにも、歯並びの種類によって矯正期間が変わります。矯正治療では、歯の移動様式によって矯正の難易度が異なります。歯を挺出(骨から引き出す)や傾斜(倒す)動きは比較的簡単に短時間でできますが、歯を回転させたり、圧下(骨に押し込む)動きは難しく時間もかかります。このように時間のかかる動きが必要な症例では治療期間が長くなります。

矯正装置により治療期間の違い

矯正装置によって治療期間は変わるのでしょうか?これに対する答えは、あまり変わらないと考えています。当院では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の両方を行なっていますが、両者で治療期間に大きな差は内容に思います。なぜなら、一定期間で動かせる歯の移動距離が決まっているからです。
一定期間での歯の移動距離が決まっているので、効率よく治療が進めば理論値では治療期間に大きな差は出ません。しかし、矯正装置によって得意な歯の動きや、治療しやすい歯並びがありますので、うまく装置の種類を使いこなすことで、最短期間で治療を終わらせることができます。逆に、装置の選択によっては治療期間が長くなってしまうこともあります。
一般的にマウスピース方矯正装置は非抜歯矯正や開咬と呼ばれる歯並びの矯正治療が得意です、ワイヤー矯正で抜歯矯正全般が得意です。矯正に治療期間を最短にするには、症例に応じた装置の選択が重要になります。

まとめ

今回は矯正の治療期間について解説をしました。基本的に矯正治療は一般的な歯科治療と比較して治療期間が長くなります。しかし、正確な診査診断と適切な治療計画を行うことで治療期間を無駄に長くならずに最短で治療を終了させることができます。地期間が長くなってしまうと、治療に通うのが億劫なってしまいすよね。
当院では、なるべく治療期間が長くならないような治療経過を考えることを大切にしています。とくに最近は、マウスピース型の矯正治療が流行していますが、全ての症例でマウスピース型矯正装置で行うよりも症例に応じて装置を使い分ける方が効率よく治療ができると考えています。
今回は治療期間に関するコラムでしたが、参考になりましたでしょうか?
当院では、全ての症例で、レントゲンや模型分析などを行い術前の診査をしっかり行なっています。そして、なるべく無駄のない矯正の治療計画をご提案しています。
矯正治療でお悩みの方は、岡山市北区北長瀬・問屋町の金山デンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

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