歯科コラム

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歯科用マイクロスコープについて|岡山市北区北長瀬の歯医者|金山デンタルクリニック

歯科用マイクロスコープについて

歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)ってなに?

皆さん、歯科用の機械でマイクロスコープはご存知でしょうか?恐らくほとんどの方がご存知ないかと思います。マイクロスコープとは歯科用に開発された手術用顕微鏡です。国内の歯科医院でのマイクロスコープの導入率は約10%だと言われています。そして実際にマイクロスコープを日々の診療で使いこなしている歯科医院は3~4%程度だとも言われています。マイクロスコープは低価格のものでも500万円程度で高価なものは1000万円もする高価な機器なので、なかなか普及率が伸びていない現状です。マイクロスコープを使用して治療を行うことで、肉眼レベルで治療を行うよりも圧倒的に精密で正確な治療が可能になります。当院でもマイクロスコープを導入しており、日々の診療で使用することで精密な診療を可能にしております。今回は、マイクロスコープの重要性をご理解いただくためにマイクロスコープについて詳しく解説させていただきます。

マイクロスコープの歴史

医科の分野では、その歴史は古く1920年代から使用され始め、1950年代には、耳鼻咽喉科、1960年代には、眼科、脳神経外科、血管外科等の分野で使用されてきたが、歯科の分野では、非常に歴史は浅く1990年代に入ってから使用されるようになりました。1998年には米国の歯内療法専門医の教育プログラムで義務付けされました。

マイクロスコープのメリット

マイクロスコープは、術野を拡大することができるので肉眼では見えない細かいところを確認しながら治療を行うことができますので、治療の精度を向上させることができます。
マイクロスコープを利用することで得られるメリットを紹介します。

治療部位を拡大してみることができる
 マイクロスコープを使用すると、治療部位を大きく拡大することができるため、治療の精度が格段に向上します。根管治療をする場合には、肉眼では発見できないような細い神経の管を発見できたり、根管内の感染物を直接、目で確認しながら取り除くことができるので治療の成功率が向上します。虫歯の治療では、確実に虫歯のエリアだけを削り取るため、健康な歯を無駄に削ることがなくなります。詰め物や、被せ物の治療をする際も、隙間がないかをしっかり確認して装着するので再治療のリスクを最小限にすることができます。

治療の様子を動画で記録することができる
 マイクロスコープでは治療中の様子を写真や動画で記録することができます。
患者様にとってのメリットは、写真や動画を確認することでどのような治療を受けているか自分の目で確認することができます。また、虫歯や痛みの原因についても目で確認することができますので、安心だと思います。
医療従事者にとってのメリットは、治療を後から見直すことができる点です。あとから、自分の治療を見返すことで、勉強になりますので治療技術の向上につながります。

まとめ

今回は歯科用のマイクロスコープについて解説しましたがいかがだったでしょうか。まだまだ国内導入率は低い機器ですが、マイクロスコープを導入している歯科医院は丁寧な治療を心掛けている病院だと言えるでしょう。
最近では、保険診療でもマイクロスコープを使用して根管治療を行うことができるようになりました。マイクロスコープによる治療のデメリットはほとんどないと考えています。もし、丁寧で精密な治療を希望されるのであれば、事前に歯科医院にマイクロスコープがあるのか調べてから予約するのも良いかもしれません。

当院もマイクロスコープを開業当初から導入して精密な治療を日々心がけております。
他院で治療を受けているが、なかなか症状が改善しない。丁寧で精密な治療を受けたいという方は岡山市北区北長瀬・問屋町にあります金山デンタルクリニックへお気軽にご相談ください。

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