歯科コラム

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歯を抜いた後に気をつけるべきこと|岡山市北区北長瀬の歯医者|金山デンタルクリニック

歯を抜いた後に気をつけるべきこと

歯を抜いた後の注意事項について

今回は抜歯を行った後の注意事項について解説をします。歯を抜いた後の治りを早くするのも、遅くしてしまうのも、歯を抜いたあとのケアの仕方に関係しています。歯を抜くことは体にとっては、大きなストレスになります。少しでも早く傷を治したほうが、日常の生活にも早く戻れるので安心なのです。今回は、当院で実際に歯を抜いた患者様に説明している、ご自宅での注意事項をお伝えしようと思います。これから歯を抜く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。

歯を抜いた後の変化

歯を抜いた当日は、歯茎に穴が空いた状態になります。その後、ゆっくりと歯茎が穴を塞ぎ、窪みができます。3ヶ月もすると歯茎の窪みも大方平坦になります。骨は歯茎の内側で約1年ほどかかって元の状態に戻ります。
詳しく段階ごとに説明しましょう。

抜歯後1〜7日
歯を抜いた穴(抜歯窩)に血液が溜まります。溜まった血液は、固まってゼリー状になります。これを血餅と言います。

抜歯後2〜3週間
歯を抜いた箇所の穴が歯茎によって塞がります。歯茎の中では、骨の窪みを直すために様々な細胞が活発に働いています。

抜歯後1〜2ヶ月
歯茎の窪みは大方平坦になります。骨の窪みには、幼い骨の細胞で埋め尽くされており、窪みの中央に向かって少しづつ新しい骨が作られて行きます。この後、さらに時間をかけて、骨の窪みを新しい骨で埋めていくことになります。完全に綺麗な形に戻るまでには1年程度かかります。

抜歯後の注意事項

抜を抜い後の1週間をしっかり注意事項を守って生活することで、傷口の治り方に大きく影響します。正しく理解し、きっちり注意事項を守ることが大切です。

 お口の衛生管理について

  1. 手術部位の糸・パック等は自分で取らないで下さい。
  2. 手術部位は指や舌で触らないようにして下さい。
  3. うがいは、当日は原則としてしないで下さい。うがいをすると、血餅が剥がれ、治りが悪くなります。
  4. 出血が見られても少量であれば全く心配ありません。もしも、多量の出血がみられ、止まらないようでしたらガーゼをお噛み下さい。(唾液に混じることにより、少量の血液が多量に見えることがよくありま  す。)
  1. ハブラシは手術部位に触らなければ差し支えありません。但し、ハミガキ粉はつけないで下さい。
  • 安静について
  1. 当日は過激な運動は避けましょう。入浴はシャワー程度にとどめて下さい。
  • 食事について
  1. 麻酔が切れるまでは、飲食しないで下さい。
  2. 手術部位に刺激があるもの(例えば、硬いもの・熱いもの・刺激性食品等)は避け、酒類はご遠慮下さい。
  • 薬の服用について
  1. 薬は医師の指示通りに服用してください。痛み止めは疼痛時のみ服用して下さい
  2. 薬の服用でじんましん、その他の異常があれば、服用を中止し連絡して下さい。
  • その他
  1. 手術部位の周囲が翌日から腫れることがあるかもしれませんが、通常2~7日でおさまります。当日と翌日には患部を冷やしても良いですが、その後は冷やさないで下さい。
  2. 当日は、原則として長時間の車の運転はしないで下さい。
  3. 何か異常や不安なことがあれば、病院に連絡して下さい。

まとめ

今回は歯を抜いた後の注意事項について解説しました。歯を抜いた後に、治りが悪いとドライソケットという状態になり、数日強い痛みで苦しむことになります。注意事項をしっかり守って、早く傷口を治すようにしましょう。

親知らずの抜歯なら岡山市北区北長瀬・問屋町の金山デンタルクリニックへご相談ください

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