入れ歯とインプラントの違いとは?~歯を失ったときの治療法を比較~
入れ歯とインプラントの違いとは?~歯を失ったときの治療法を比較~
皆さんこんにちは。岡山市北区辰巳の歯医者、金山デンタルクリニックです。今回は、歯を失ったときの代表的な治療法である「入れ歯」と「インプラント」の違いについて、分かりやすくご説明します。ご自身に合った治療を選ぶ参考にしていただければ幸いです。
入れ歯とは?
入れ歯(義歯)とは、人工の歯と歯ぐきを組み合わせて作られた、取り外し可能な補綴装置です。歯を失った部分に合わせて製作し、毎日装着・取り外しをして使用します。部分入れ歯と総入れ歯があり、失った歯の本数や位置に応じて使い分けられます。
【入れ歯のメリット】
-
比較的治療期間が短く、費用も抑えやすい。
-
保険適用の範囲内でも対応可能(※素材による)。
-
外科的な手術が不要。
【入れ歯のデメリット】
-
噛む力が自分の歯の3〜4割程度に落ちる。
-
食べ物が挟まりやすく、口の中が不快に感じることがある。
-
バネや装置が見えて見た目が気になることも。
-
毎日のお手入れや取り外しが必要。
インプラントとは?
インプラントは、失った歯の部分に人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。見た目・機能ともに天然歯に近い治療法です。
【インプラントのメリット】
-
天然歯に近い見た目と噛み心地を再現可能。
-
隣の健康な歯を削る必要がない。
-
噛む力は自分の歯とほぼ同等。
-
しっかり固定されるため、違和感が少ない。
【インプラントのデメリット】
-
顎の骨に埋め込むため、外科手術が必要。
-
治療期間が数ヶ月かかる。
-
保険適用外(自由診療)となるため、費用が高め。
-
全身疾患や骨の状態によっては適応できないことも。
どちらが自分に合っているのか?
「入れ歯とインプラント、どちらを選べば良いか分からない…」という方も多いと思います。選択のポイントは以下のとおりです。
入れ歯 |
インプラント |
|
治療期間 |
短い |
数ヶ月以上 |
見た目・機能 |
見た目に違和感がある |
天然歯に近い |
費用 |
比較的安い | 高額(自由診療) |
手術 |
不要 | 必要 |
適応 |
ほとんどの人 |
20歳以上(成長期を過ぎてから) 骨の状態や全身の健康状態による |
入れ歯は治療がスピーディーで、費用も抑えられるため、ご高齢の方や全身疾患のある方にも適しています。一方で、インプラントは長期的な快適さを重視したい方、見た目や機能性を優先したい方におすすめです。
まとめ
歯を失ったまま放置すると、咀嚼力の低下だけでなく、かみ合わせや見た目、他の歯の寿命にも悪影響を及ぼします。入れ歯もインプラントも、それぞれにメリットとデメリットがあります。ご自身のライフスタイルやご希望に応じて、最適な治療を選ぶことが大切です。
当院では、患者さまの状態やご希望を丁寧にお伺いし、最適な補綴治療をご提案しております。治療法について不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
金山デンタルクリニック
〒700-0976 岡山市北区辰巳23-106
📞 電話予約:086-236-8249
webご予約はこちらから