歯科コラム

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ラバーダム防湿について|岡山市北区北長瀬の歯医者|金山デンタルクリニック

ラバーダム防湿について

ラバーダム防湿のメリットとデメリット

ラバーダムがご存知でしょうか?
1864年にアメリカ,ニューヨークのBarnumという先生が考案されたものです。ラバーダムを主に根っこの治療やダイレクトボンディング、セラミック治療などで使用します。
今回は、ラバーダムのメリットとデメリットについてまとめますのでぜひ最後までご覧ください。

ラバーダムとは

ラバーダム防湿とは、専用の器具(クランプ)とラバーシートを使用します。写真のように治療する歯以外も歯をシートで覆います。装着の要する時間は、慣れてくると1分に満たない程度で装着が可能になります。
慣れてしまえば簡単に装着できます。装着された患者さんも、慣れてくるとラバーダムがある方が安心感が強くなるという論文の報告もあります。

ラバーダム防湿のメリット

ラバーダムを行うメリットには以下のようなものがあります。
①治療を行う歯が唾液に触れることがない。

②治療中に使用する器具や薬剤がお口の中に落ちたり、こぼれたりしないので安全である。

③治療中、患者の呼気に含まれる水分から歯を防ぐことができる。

ラバーダムを使用することで、治療する歯を唾液に触れさせないことで、治療の質が劇的に上昇します。また、治療器具や消毒に使用する薬剤から体を守ることができます。このようにラバーダムを使用することで、歯科治療の質や安全性は飛躍的に向上するのです。

ラバーダム防湿のデメリット

ラバーダムを行うデメリットは以下のようなものがあります。
①口で呼吸ができない

②顎関節症の方には向いていない

③ラテックスアレルギーのリスクがある

ラバーダムは鼻で呼吸することが難しい方や、顎関節症で長時間口を開けっぱなしにすることが難しい方にいは向いていません。またラテックスにアレルギーのある方は、ラテックスフリーのシートを使用します。
どうしてもラバーダムが難しいような場合には、ZOOという別の機械を使用することがあります。

まとめ

今回はラバーダムのメリットとデメリットについてまとめてみました。
結果として、ラバーダムに向いていない方もおられますが、基本的にはラバーダムをすることで治療に関するデメリットはほとんどないことがわかります。
治療の質を維持するためには、ラバーダムはなくてはならないものなのです。そして、どうしてもラバーダムが使用できない場合でも安心してください。別のZOOという機械を使用することでラバーダムの代わりにすることができます。
ZOOの方がラバーダムよりも簡単に使用できるのですが、ラバーダムの方が術野の確保なども含めて使用しやすいので、当院ではラバーダムを基本的に使用しています。

ラバーダムを使用した治療を受けたい方は、岡山市北区問屋町・北長瀬にあります金山デンタルクリニックまでお気軽にお問い合わせください。

 

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