ボロボロな歯の治し方
- 2024年7月18日
- 歯科
ボロボロな歯の治し方
いつも当院の医療コラムをご覧いただきありがとうございます。
今回は、ボロボロの歯の治し方というタイトルでコラムを書かせていただきます。
当院の診療室は全て完全個室の診療室となっているため、治療に通っていただく患者様のプライバシーがしっかり守られています。そのおかげもあってか、遠方からも多くの患者さまがボロボロのお口の中を治療するためにお越しいただいてる状態です。
そのような患者様が、口を揃えて仰るのが、『こんな歯の状態で、本当に治るでしょうか?』というご質問です。
今まで、仕事が忙しくて歯医者に行けなかった、子供の頃のトラウマで歯医者に行くのが怖くてなかなか通院できなかった、など様々な理由があると思いますが、ご自身でお口の中がどの程度悪くなっているのかは想像できるものです。
そのような場合に、本当に自分の口の中がちゃんと治るのだろうか、もう手遅れなのだろうかと心配されると思います。
今回は、そのようなお口のお悩みを抱えておられる方の心配が少しでも解消できればと思い、ボロボロな歯の状態からどのようにして歯を治していくのか説明させていただきます。
治療の始まりはカウンセリング
当院では、治療のために最も大切なことはカウンセリングだと考えています。
まず、どうして今の状態になってしまったのか、そしてどのような治療を希望されているのかをしっかりとお伺いします。
お口の中が、ボロボロになってしまった理由は人それぞれです。決して、こちらが叱るためにお伺いするのではありません。
なぜ、歯医者に通えなかったのか、歯がボロボロになってしまった原因が何のかを知るためにお伺いします。
そして、原因を患者さんと一緒に考えながら、見つけて行きます。
また、最初にどのような治療が希望なのかをお伺いすることで、その後の治療もスムーズになります。
特に治療範囲が大きい場合にはカウンセリングなしで治療することはできません。
診査診断
続いて、お口の中の診査診断を行います。
今のお口の状態がどのようになっているのかを客観的に調べるために、レントゲンを撮影したり、歯茎の検査をしたりなど様々な検査を行い今のお口の問題点を洗い出します。
治療計画の立案
検査の結果をもとに、治療の計画を立案します。
お口の中の問題に対してどのように治療を行うのかを考えます。
治療計画は1つだけでなく2〜3のパターンを作成します。
そして、複数の治療計画の中から最も適したものを患者さんと一緒に決めていきます。
そして、治療方法が確定したら、治療のスケジュールを立てます。最も効率の良い手順で治療を進めるために治療を行う順序をあらかじめ決めておくのです。
治療
実際に治療が開始されると、事前に作成したスケジュールに沿って丁寧に治療を行います。当然、全てが予定通りに進むわけではありませんが、可能な限り最短で治療を進行させます。
治療中は、一つ一つの診療を丁寧に行うことで治療後の再発に十分注意して診療にあたります。
ここで、とても大切なことがあります。
それは、どんなに治療期間が長くなっても途中で中断することなく継続して通院していただくことです。
歯科が苦手な方や、お仕事がお忙しいことは私達も十分に理解しているつもりです。
しかし、途中で治療が中断してしまうと、余計と治療期間が長くなってしまったり、最悪の場合は残せるはずの歯が悪くなって抜歯しなくてはいけなくなったりします。治療計画を変えなくてはいけなくなります。
治療を確実に成功させるためには、根気強く通院することが重要になります。
最後に
どんなお口の中であっても、諦めずにちゃんと通院していただければ必ずや治療は完了して、美味しくお食事ができる状態になれます。人前でしっかり歯を見せて笑うことができます。
当院では、これまでに多くのお悩みを抱えられた患者様が、長期間の治療を頑張って通院してお悩みを解決されています。
そして、美しい口元で自信を取り戻し、お食事を楽しんで健康的な毎日を過ごされています。
どんなにボロボロの状態であっても、治療を始めるのに遅すぎることはありません。
もしお一人で悩んでおられるのなら金山デンタルクリニックへお気軽にご相談ください