セラミック治療で大切なこと
- 2024年7月20日
- 審美歯科
セラミック治療で大切なこと
いつも当院の医療コラムをご覧いただきありがとうございます。
今回はセラミック治療で大切なことというタイトルでコラムを書いていこうと思います。
セラミック治療を行う上で大切なことはどういったものなのか、私が治療で心がけていることをお伝えしようともいます。
当院がどういった点に拘ってセラミック治療を行っているのか知っていただければと思います。
カウンセリング
セラミック治療を行う上で大切なことはカウンセリングです。カウンセリングでは、患者様がどのような歯にしたいのかをしっかりとお伺いします。歯の形や歯の色について、じっくりと時間をかけてヒアリングを行います。
当院では、オーラルスキャーやフェイススキャーを用いて、実際の治療の前にシミュレーションを行うこともできます。
自分で理想の歯がどんな形か分からないという方は、当院で作ったシミュレーションをもとにカウンセリングを行うこともあります。
診査診断
希望の歯のデザインがある程度決まったら、実際に理想の歯の形を作ることが可能か口腔内の診査を行います。
具体的には、虫歯、歯周病、歯並び、かみ合わせ、歯と顔のバランスなどについて診査を行います。
そして、診査結果をもとに今の歯の状態を分析して、本当に希望の歯の形を再現できるのか診断をしていきます。
診断結果をもとにして、再度カウンセリングを行い、最終的な治療計画を立案していきます。
診断をせずにセラミック治療を行うと、理想的な歯の形を再現出来ないばかりか、治療前よりも見た目が悪くなったり、歯の受寿命を縮めてしまう可能性があります。
診査診断なしに良質なセラミック治療はあり得ないと考えています。
丁寧で精密な治療
長持ちするセラミック治療で大切なのは、セラミックを装着するまでの各治療ステップを丁寧に高い精度を維持して行うことです。
例えば、セラミックを装着する前に、歯周病や虫歯の治療、根の治療を丁寧に行わないと、数年で病気が再発してしまいセラミック治療をやり直さないといけなくなります。また、セラミックを装着するために、歯を削る工程やセラミックを接着剤で接着する工程も、丁寧で精密な施術を行わないと、装着してすぐにセラミックが破折したり脱離してしまったりトラブルが発生してしまいます。当院では、施術中にはルーペやマイクロスコープ、ラバーダムなどを使用して、長持ちするセラミック治療を心がげています。
セラミックの質
セラミック治療で一番なのがセラミックの質です。
使用するセラミックの質が悪いと、完成時の見た目に影響してきます。
また再現できる色合いにも影響しますのでとても大切な要素となります。
当院では、症例に合わせて適したセラミックを使い分けています。
セラミックを製作する歯科技工士の質
セラミックの質と同じくらい大切なのが、セラミックの歯を製作する歯科技工士さんの技術です。
現在、歯科医療業界はDX化が加速していますが、セラミックに関しては人の手によって製作されています。
セラミックで歯の形や色を完璧に再現することはとても難しく、まさに職人芸なのです。
同じ症例で同じ材料を使用しても、歯科技工師さんによって仕上がりが全く異なります。
当院では、国内だけでなく海外でも講演活動をされているような技術の高い歯科技工師さんにお願いしています。
院長と歯科医技工士さんは10年以上も一緒に仕事をしており、お互いにしっかりコミュニケーションをとって仕事をしてますので、難症例でもしっかりと対応することができます。
治療の完成を焦らない
セラミック治療に限りませんが、なるべく早く治療を完成させたいと思うのは、患者様も私達も同じ気持ちです。
しかし、セラミック治療で大事なことは治療の完成を焦りすぎないことです。
焦って妥協したセラミックの歯を装着するよりも、ちゃんと拘って必要な時間をしっかりかけて治療を行う方が必ず満足度の高いセラミック治療になります。
先ほども述べたように、セラミックで天然の歯を再現する技術はとても高い技術が必要で、1回の製作で完璧に再現できるとは限りません。時には、色や形を修正したり、時には完全に作り直すこともあります。
そうなると、予定の期間よりも治療期間が長くなってしまします。
妥協して気に入らない歯で過ごすより、自分の気に入った歯で過ごす方が良いのではないかと考えます。
まとめ
今回は、セラミック治療で大切なことは何かについてコラムを書かせていただきました。
当院では、患者様に満足してもらうたために、一つ一つの工程を妥協せずに拘って施術を行っています。
セラミック治療で後悔したくない方、すでに他院でセラミック治療を受けたけど満足いく結果が得られなかった方、ぜひ当院へご相談ください。