顎関節症の予防について
- 2023年12月17日
- 顎関節症
顎関節症の予防方法
皆さんいつも当院の医療コラムをご覧いただき誠にありがとうございます。
最近、気温も下がって寒い日が多くなってきました。実は冬の季節になると増えるのが、顎関節症のお悩みです。
顎関節症は、口が開きにくくなったり、顎の関節周囲が痛くなったりする病気です。
原因となる要素は、様々ありますが、最も一般的なものは歯ぎしりや食いしばりによるものです。
そこで、今回は顎関節症でお悩みの方に顎関節症を予防する方法についてお話ししようと思います。
今回の内容は、今すぐからでも出来る内容もありますので是非参考にされてみてください。
なぜ歯ぎしりや食いしばりをするの?
顎関節症を発症する原因は、ほとんどの場合、日中もしくは就寝時の歯ぎしりや食いしばりによるものです。
では、なぜ人は歯ぎしりや食いしばりをしてしまうのでしょうか。
実は、その原因は完全には分かっていません。しかし、歯ぎしりや食いしばりをしてしまう状況は分かっています。
基本的には、歯ぎしりや、食いしばりは無意識の状態で行われます。
ただし、歯ぎしりや食いしばりをしてしまう状況や環境については分かっています。
歯ぎしりや食いしばりが多くなる条件
•睡眠不足
•疲労が溜まっている
•細かい作業に集中している
•料理や、事務作業のように下を向いて作業をしている
•パソコン、テレビやスマホの画面に集中している
•気温が低い
•精神的なストレスを感じている
上記のような条件の時に、人は歯ぎしりや食いしばりをしやすくなると言われています。当然、必ずしも歯ぎしり、食いしばりをするわけではないです。
顎関節症の予防方法
顎関節を発症しないようにするためには、なるべく歯ぎしりや食いしばりをしないことが大切になります。
歯ぎしりや食いしばりをしないためには、規則正しい生活と十分な睡眠が重要になります。これによって就寝時の、歯ぎしりや食いしばりが、減少すると言われています。
また、日中は意識して食いしばりをしていないか自分でチェックすることも大切です。寝ている時は、出来ませんが、日中は自分で何かに集中して作業している時に意識してみましょう。そして、食いしばっていることに気づいたらすぐにやめましょう。
お風呂上がりなどに筋マッサージをすることも顎関節の予防にとても効果的です。具体的には、頬の筋肉である咬筋、こめかみ周囲の側頭筋、首の後ろの筋肉を優しくマッサージすると効果的です。
これらの筋肉が硬直、緊張していると顎関節症を引き起こしやすくなります。
まとめ
歯ぎしりや食いしばりは治療で治すことはできないと考えられています。でも、すこし気をつけるだけで歯ぎしりや食いしばりを防ぐことは出来ます。
歯ぎしりや食いしばりの頻度を抑えることで顎関節症を予防することが可能になります。
今回紹介した内容は、今からでも簡単に出来る内容ばかりですので是非、実践してみて下さい。
当院では、顎関節症の治療にも力をいれています。当院での顎関節症の治療は、生活習慣の改善からマウスピース、ボツリヌス注射を用いた治療を行っております。それぞれの症状に合わせて治療方法をご提案させていただきます。
もし、顎関節症でお悩みの方は是非、岡山市北区北長瀬、問屋町にあります金山デンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
24時間WEBでも予約を受け付けております。