歯科コラム

Column

ワイヤー矯正治療中のお悩み|岡山市北区北長瀬の歯医者|金山デンタルクリニック

ワイヤー矯正治療中のお悩み

ワイヤー矯正治療中のお悩み、トラブルについて

今回は矯正治療中に起こるトラブルなどについて紹介しようと思います。
トラブルに対する解決策も一緒に解説しようと思いますので、矯正治療をこれから受けようかと考えておられる方はぜひ参考にされてみてください。
当院では、従来法のワイヤー矯正とマウスピース型装置のインビザラインの両方を行なっておりますので、それぞれのトラブルについてお伝えしようと思います。
今回はワイヤー矯正でのトラブルについてお話しします。

ワイヤー矯正でのトラブル

・矯正装置の破損・脱離
 ワイヤー矯正では装置を装着したまま、お食事や歯磨きを行うため装置が破損・脱離してしまう可能性があります。またスポーツをされている方は運動中の激しい衝撃で破損する恐れがありますので注意が必要です。
対策
 なるべく矯正治療中にはくっつきやすい食べ物は控える方が良いです。また硬いもを食べる時も注意が必要です。ソフトキャンディのようなものが装置に付着するとなかなか取れない場合がありますので気をつけましょう。スポーツを行う際も、可能であれば矯正装置の上からマウスピースなどを装着することをおすすめします。運動中の転倒や相手との接触でお口の中を怪我する危険性もありますので注意しましょう。事前に担当医と相談してマウスピース矯正を行うことも対策になります。
もし矯正装置が脱離したり、破損した場合は早急に歯科医院へ行きましょう。そのままだと正しく歯が動かないだけでなくお口の中を傷つけてしまうかもしれません。

・矯正装置による口内炎

 ワイヤー矯正の場合、最も多いのが口内炎です。ワイヤー矯正では歯の表面にブラケットやワイヤーが装着されるために頬や唇などに口内炎ができることがあります。基本的には、ある程度治療期間が経って口内炎ができなくなることが多いです。
対策
 対策としては、ワイヤーの交換時にワイヤーなどが当たって痛い時には主治医にしっかり伝えましょう。
 当院ではワイヤーの先端をシール材で保護したり、ブラケットに貼り付ける専用のワックスをお渡ししています。

・矯正時の歯の痛み

 歯の矯正治療では歯に力をかけますので、力をかけた当日から数日は痛みが出ることがあります。
対策
 まずは歯科医院で矯正力を加えた際に、痛みが強いようであれば担当に伝えましょう。矯正治療に関して歯に加える力は微量で良いとされています。もし痛みが強い時は矯正力が強すぎる可能性があります。痛みに関しては、感じ方に個人差もありますので我慢できる程度の強さから少しづつ矯正力を強くすることもできます。担当医と相談しながら治療を進めてることで治療中の痛みを軽減することは可能です。

・顎関節症状

 矯正治療では、歯を動かしますので治療途中に物が噛みにくくなったり、噛み合わせが不安定になる場合があります。その際、顎関節症を発症する場合があります。決して多いケースではありませんが、矯正治療前から顎関節に問題がある方や軽度の顎関節症、昔に顎関節症になったことのある方は注意が必要です
対策
 まずは矯正治療を行う前に顎関節症がある場合には、顎関節症の治療から行います。以前に顎関節の既往のある方は、矯正治療中に再発する可能性が高くなりますので、日頃の食事ではなるべく硬いものや咀嚼回数の多くなる食べ物を控えて方が良いでしょう。また日中の食いしばりもよくありません。もしそのようなことがあれば意識して止めるようにしましょう。夜間はナイトガードを使用することもおすすめです。矯正治療中に顎関節症が発症してしまったら、症状の程度によりますが、矯正治療を中断して顎関節症の治療を行うことがあります。顎関節症が治ったら注意しながら矯正治療を再開します。症状がひどくなる前に、アゴへの痛みや違和感などを感じたらすぐに主治医に報告しましょう。

まとめ

今回はワイヤー矯正治療に起こるトラブルと対策についてお伝えしました。今回紹介した内容以外にも様々なトラブルが生じる可能せがあります。そのような時は、一人で悩まずにまずは主治医にすぐ相談することが大切です。矯正治療中のトラブルの多くは、早期に対策することで、その後の矯正治療への影響が小さくなることがほとんどです。むしろトラブルを放置することで、かえって問題が大きくなり矯正治療期間が延長したり、治療結果が当初の予定より妥協した形になる場合もあります。
不安なことや困ったことが起きたらすぐ相談しましょう

歯列矯正にご興味のある方、現在治療で何かお悩みのある方は岡山市北区北長瀬・問屋町にあります金山デンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。セカンドオピニオンも積極的に受け付けております。

 

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