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インプラント治療で使用する骨移植材について|岡山市北区北長瀬の歯医者|金山デンタルクリニック

インプラント治療で使用する骨移植材について

インプラント治療で使用する骨移植材について

皆様、いつも当院の医療コラムをご覧いただき誠にありがとうございます。

今回はインプラント治療で使用する骨移植材についてお話ししようと思います。

骨移植材はGBR法や上顎洞底挙上術など顎の骨を造成するための手術で使用します。そのほかには、歯周病の治療では再生療法で使用されます。今回は、その骨移植材の種類について特徴をまとめていきます。

最後までどうぞご覧になってください。よろしくお願いいたします。

骨移植剤とは?

骨移植剤とは、どのような役割があるのかご説明させていただきます。骨移植材には、下記のような役割を持っています。

骨を作るためのスペースの維持

・骨が成長するための成長因子

・骨が成長をするための足場

・増大した骨の吸収を抑制する

骨移植剤の種類

骨移植剤には4つの種類に分かれています。

・自家骨(患者自身の骨)

・他家骨(他人の骨)

・人工骨(化学合成物)

・異種骨(動物の骨)

これらの移植骨にはそれぞれ特徴があります。それらの特徴を考慮しながら、骨造成手術の時にもっとも適した移植材を使用します。時には、複数の移植材を混ぜて使用することもあります。

今現在、日本で簡単に手にすることができる移植材が人工骨と移植骨になります。日本で最も使用されてるのは異種骨ではないかと思います。当院でも、メインで使用しているのは牛の骨を使用した異種骨になります。

骨移植材を使用することに、安全性を心配される方もおられるかと思います。

骨移植剤に関しては、基本的には体には影響がないものが使用されており、術後の免疫反応もありません。骨移植をしても、免疫抑制剤などを服用する必要は一切ありません。ただし、宗教的に他人の骨や、動物の骨を使用することができない場合があるかと思います。そのような、場合には人工骨を使用したり、患者自身の骨をブロックで採取して使用することができます。

日本で一般的に使用されているのが異種骨である理由は、最も骨の出来が良いことが挙げられます。特に牛の骨の構造は、人間の骨の構造に近似しており、造成された骨の吸収も少ないことから優位性が高いとされています。
また、大量に移植材が必要な場合でも、特に患者の負担が少なく治療ができることが大きなメリットになります。

まとめ

当院では、インプラント治療で骨移植剤を使用する場合には、必ずどのような移植材を使用するのかお伝えしています。
治療計画に最も適した材料を使用しますが、患者様の希望で骨移植材を変更することも可能です。
骨造成手術を安心して受けていただくために、当院では材料にも配慮して行っております。

当院では、他院にて骨がなくてインプラントを断られた症例でも骨移植などを駆使してインプラント治療を行っております。
もし、現在インプラント治療で何かお悩みのある方は、治療相談だけでも結構です。

どうぞ、岡山市北区北長瀬、問屋町エリアにあります金山デンタルクリニックまでお気軽にお問い合わせください。

 

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