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インプラント治療 2次手術ってなに?|岡山市北区北長瀬の歯医者|金山デンタルクリニック

インプラント治療 2次手術ってなに?

インプラント治療 2次手術ってなに?

いつも当院の医療コラムをご覧いただきありがとうございます。
今回は、インプラント治療で行う、2次手術について解説をさせて頂こうと思います。
インプラント治療では手術が必須の治療となりますが、2次手術とはどういったものなのか、できるだけわかりやすくお伝えできればと思います。

1次手術について

2手術の説明をする前に、1次手術について説明していきましょう。
1次手術というのが、顎の骨にインプラントを埋入するための手術のことです。
1次手術には、1回法と2回法が存在します。
使用するインプラントの形態や、口腔内の状況に応じて1回法もしくは2回法が良いか決定しています。
基本的には、骨と歯茎の幅がしっかりある方は1回法で、骨や歯茎の幅が不足しているような場合が2回法で手術を行います。
1回法の手術は、インプラントの頭の部分を歯茎から露出させた状態で縫合する術式です。インプラントを歯茎によって完全に覆うような手術を2回法と呼びます。状況に応じて最適な術式を選択することになります。

2次手術とは

2次手術というのは、2回法でインプラント埋入手術を行った場合に、追加で行う手術のことです。1回法でインプラント埋入を行った場合には必要ない手術となります。
2回法でインプラントを顎の骨に埋入した場合は、歯茎の中にインプラントが完全に覆われている状態です。
インプラント本体に被せ物を装着するためには、歯茎の中からインプラントの頭を出さなくてはなりません。
歯茎の中からインプラントの頭部分を露出させるための手術を2次手術と言います。
2次手術のことを、インプラントの頭を出すことから『頭出し』と言ったりもします。

2次手術では、インプラントの頭を出すだけでなく、歯茎の幅や厚みを増やすための手術も同時に行うことがあります。
2回法でインプラント手術を行った症例は、多くが顎の骨や歯茎の幅や厚みが足りていない場合があります。そのため、2次手術を行う際に、同時に歯茎の厚みや幅を増やす手術を行うことがあります。

2次手術と一緒に行う歯茎を増やす手術

2次手術と同時に行う歯茎の幅や厚みを増やすための術式について簡単解説します。
歯茎に対する手術は大きく分けて2パターンあります。

1つは、今ある歯茎にメスを入れて幅や厚みを増やす方法です。
2つ目は別の部位から歯茎を移植する方法です。
一般的には、術式も簡単で外科リスクも少ない1つ目の方法を採用することが多いです。
2つ目に関しては、治療のリスクや手術の難易度のこともあり、よっぽど歯茎の幅や厚みが足りていない時に限り行います。
当院では、前歯のインプラント治療では約90%の症例で移植手術が必要となり、奥歯のインプラント治療では約40%の症例で移植手術が必要となっています。

前歯のインプラント治療で移植手術が多い理由は、見た目を綺麗にするためにどうしても歯茎のボリュームが必要になるからです。歯茎の移植手術が、ほぼほぼ必須になるため前歯のインプラント治療は難易度が高いとされています。

2次手術と歯茎の手術を同時に行う理由は、手術回数を少なくし、患者様の負担を軽減し、治療期間の短縮させるためです。
2つの手術を同時に行うなんて大変そうと思われるかもしれませんが、手術の時間は30分から1時間程度の手術で術後の腫れや痛みも強くありません。ご安心ください。

まとめ

今回は、インプラントの2次手術について解説をさせていただきました。
文章だけを読んでもなかなか難しい内容だったかもしれませんが、少しでも皆様のお役に立てたなら幸いです。

今現在、インプラント治療を検討され悩まれている方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
当院長は、歯科医師向けにインプラントセミナーを開催しており、インプラント治療に関する知識や経験が豊富な医師です。
病院も安全にインプラント治療が行えるよう、完全個室のオペ室を完備しております。

こちらからインプラント治療を無理に薦めることは決してありません。ご相談だけや、セカンドオピニオンも大歓迎です。
皆様にとって、インプラント治療が安全で有益なものになるよう全力でサポートさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

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