被せ物や詰め物をした歯が虫歯になるの知ってますか?

今回は一度虫歯の治療をして、被せ物や詰め物をしたのに、虫歯が再発することがあることをご存知でしょうか?虫歯は口腔内(お口の中)に存在する虫歯菌であるミュータンス菌やラクトバチラス菌が糖質を元に生成すり酸によって歯が溶けている状態です。ではなぜ被せ物や詰め物をしている歯が虫歯になってしまうのでしょうか。今回は、虫歯が再発してしまう理由について詳しく解説していこうと思います。

虫歯ができる理由

虫歯ができるためには下記の4つの条件が必要です。
1.宿主
 虫歯になりやすい歯質、歯並び、噛み合わせになっている。
2.糖質
 甘いもの(糖質)を多く含む食べ物を多く摂取する習慣がある
3.細菌
 虫歯の原因菌が活発に活動している
4.汚れの付着時間
 プラークが歯に付着したままになっている時間が長い
虫歯はこの4つの条件が重なった時に発生します。虫歯菌を口腔内から完全に排除することはできません。たとえ虫歯菌を0にすることができても菌交代症が起きて真菌(カビ)が発生してしまいます。
虫歯菌が口腔内に存在していれば、虫歯になる可能性は常にあるのです。

虫歯菌には2種類ある

虫歯菌には2種類あります。ミュータンス菌とラクトバチラス菌です。それぞれに特徴があります。
・ミュータンス菌(むし菌)の酸産生作用

口の中の細菌数は10兆個以上といわれ、そのうち、むし歯の原因となる酸を作る酸産生菌が70~80%を占めると考えられています。酸を作る代表的な細菌がミュータンス菌です。ミュータンス菌は飲食物の糖分を摂取・分解して酸を作り出します。この酸によって歯が溶かされますが、人の唾液には酸を中性に近づける働きがあり、また、カルシウムやリン酸を含み、これらの作用で溶かされた歯は修復されています。しかし、糖分の摂取が頻繁であったり、歯みがきの状態が悪かったりすると、酸の緩衝や修復が追いつかず、歯が溶けた状態が続くことになります。その部分は放置すると直に崩壊し、むし歯となります。

・深部へとむし歯を拡大させるラクトバチラス菌

ミュータンス菌と同様に、強い酸を作り出すのがラクトバチラス菌です。ラクトバチラス菌は、エナメル質のようなツルツルした部分には生息できず、ミュータンス菌によって作られたむし歯のザラザラした部分や、奥歯の溝、詰め物や被せ物の適合が悪いすき間などに生息します。酸素の有無に関係なく生存できるため、酸素の少ない深いむし歯の中で酸を作り、さらに深部へとむし歯を拡大させていきます。

詰め物や被せ物の中で虫歯ができる理由

一度治療したはずの詰め物や被せ物の中で虫歯ができる理由はラクトバチラス菌のように、酸素の無いところで活動する細菌が存在するからです。
詰め物や被せ物は、専用のセメント(接着剤)で歯と合着または接着しています。数年すると詰め物や被せ物だけでなくセメントも劣化してしまいます。劣化した箇所には細菌が侵入できる隙間ができてしまいます。
細菌は口腔内に無数に存在していますので、しっかり歯磨きをして綺麗にしていないとあっという間に隙間から大量の細菌が侵入することになります。
そして隙間が大きくなると食べ物が詰まったりもします。
このように詰まった食べ物や、細菌が侵入してしまうと、なかなか取り除くことは難しいのでそのまま少しづつ虫歯が進行してしまいます。
このように、一度虫歯の治療をして詰め物や被せ物の治療を受けても数年経って再発する可能性があります。
虫歯の治療を受けた後、再発しないようにしっかりと予防することや経過観察が大変重要になります。
定期的に歯医者さんでチェックを受けることで、古い詰め物や被せ物の交換時期がわかります。
虫歯になる前に新しい詰め物、被せ物に交換することで歯の寿命を守ることができます。
久しく歯科医院に行かれていない方は、ぜひ歯科検診を受けてください。

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