根管治療の後の痛みについて

歯には必ず内部に神経(歯髄)が存在します。虫歯や、噛み合わせの不具合を放置することで歯髄に炎症が起きたり、歯髄が失活(死んでしまう状態)、感染することで行う治療のことを根管治療(根の治療)と言います。今回は、根管治療(根の治療)中に発生する痛みについて詳しく解説しようと思います。
根の治療は痛みを抑えるための治療なのになんで治療中に痛みが出るのか不思議だと思われるでしょうが、痛みの原因や解決法について詳しく解説していきます。
現在、根管治療でお悩みの方は是非参考にしてみてください。

根管治療での痛みについて

まずは根管治療中の痛みの種類について解説します。根管治療中の痛みには術前、術中、術後の三種類の痛みがあります。

・術前の痛み

神経の炎症や、根の先端付近の組織に炎症がある場合に生じる痛み。

・術中の痛み

根管治療を受けている際に感じる痛み。治療器具や薬剤が直接神経に触れたり、根尖歯周組織(根の先端の組織)に触れることで発症する痛み。

・術後の痛み

根管治療中の器具の操作が乱雑であったり、根管治療中の治療カスや洗浄に使用した薬剤が根尖歯周組織に与えた刺激が原因で生じた炎症での痛み。

これらの3つの痛みの中で、術後の痛みというのは、歯科医師がどれだけ注意を払って治療を行っても発症する可能性のある痛みとなります。
術後の痛みに関しては、ある論文では根管治療を受けた65%の方に何らかしらの不快症状もしくは軽微な痛みの症状が発症し、そのうち25%の方は鎮痛剤が必要なほどの痛みが発症したという報告があります。
通常の痛みのピークは12時間以内でほとんどは48~72時間以内で収まり、長くとも1週間程度で治ることがほとんどです。
もし1週間を過ぎても痛みがおさまらない場合は、通常の術後の痛みではなく他の原因が考えられます。
また術後に痛みが出る条件として、多くの論文で報告されているのが、術前に痛みがある症例の根管治療だとされています。

術後の痛みへの対策

根管治療を行う際は、必ず一定の割合で術後に痛みが出る可能性があります。しかし、治療のポイントを抑えることで痛みが出る可能性をなるべく抑えることもできます。

まず第一に治療中に局所麻酔を行い、しっかりと治療中の痛みを抑えることが大切になります。また治療中の際も、組織を傷つけないように優しく丁寧に器具を取り扱い治療することが重要になります。
また治療の後には、痛み止めを服用することで痛みの緩和につながります。
治療に関しては、マイクロスコープを使用することで、拡大された視野の中で治療することで、術後の痛みの発症を抑える効果もあると個人的に考えています。

まとめ

今回は、根管治療で生じる痛みについて解説しました。根管治療の後には一定の可能性で痛みを生じることがあります。それ自体は、全てにおいて治療の不備で生じているわけではありません。どんなに気をつけて治療をしていても術後に痛みが出ることがあります。
しかし、治療を雑に行えば、痛みの出る可能性は増えていきます。

大切なことは、事前に医師からそのような痛みに関する説明を受けているかどうか、そして医師が痛みに配慮した治療を行っているのかどうかになります。当然、痛みを予測して事前に痛み止めを処方していることも患者様の苦痛を軽減するためには大切になってきます。

当院ではなるべく痛みの出ない根管治療を心がけております。
根管治療でお悩みの方は岡山市北区北長瀬駅近くの金山デンタルクリニックへお気軽にご相談ください。

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